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さよなら湖レストハウス

メモとか日記とか雑に書き残します

2018/2/25 この範囲を時系列順で読む

こんにちは
創作のいろいろな方針を固めきってから復活しようと思ってたんですが、映画『空海 美しき王妃の謎』の感想を書きたいがために何も考えずに戻ってきました。
原作から好きだった作品の映画化を観るのもしかしたら初めてかもしれない!
以下感想、平気でネタバレしているのでご注意ください

 
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白楽天がすんなりと、あまりに自然に逸勢ポジションに収まっているので終始浮気現場を目撃している気分でした。
出だしからこれかよって感じですが出だしからほんとに白楽天が逸勢になっててびっくりしたので……ポジションもそうだし、性格というかノリというか空海への接し方というか。つまるところめちゃくちゃ可愛い人になっていた。

映画の情報が出た時にキャストを見て、逸勢がいない!!ってショックを受けてたので代わりに相棒ポジションになった白楽天は最大の関心事でした。
未練がましく、もしかしたらチラッと出るのでは?って少し期待してたけど最初白さん呼びだった空海が間も無く当然のように「楽天」と呼び始めた時に完全に納得した。
誤解を招きそうですが白楽天に不満はまったくないです、ただあまりに言動が逸勢になってるので戸惑っているだけで。白楽天に萌えればいいのか!?それともやっぱり逸勢に萌えればいいのか!?って。
空海の発言に怒ってどっか行ったと思ったらすぐに引き返してきたところとか、空海を部屋から締め出したと思ったら次のシーンですぐに戸を開けるところとか、「くうかーーい!!」とか、めっちゃ逸勢って感じじゃない?誰に可愛いって思えばいいんだ……白楽天でいいのか……

でも映画の話のまとめ方を思えば白楽天が空海の相棒ポジションになるのは必然だったよね。むしろ白楽天のほうが存在感あったような。
空海はなんかね、微妙に舌足らずで可愛かったね。




キャラクターの話だけで終えるわけにはいかない!!
設定やストーリーは大幅に変えられてた。4巻分を映画にするのに話もそのままだったらたぶん無理があったと思うので、別物として楽しめる感じで良かったです。

さくさく話が進むけど展開が早いとか物足りないとかそういうのも感じなかった。もしかしたらあったのかもしれないけどそんなことを感じる暇がないくらい映像が素晴らしかった。
本当に映像が綺麗だった。
すごく時間をかけて作られているし、私は映画知識が皆無なのですが、映像美に定評のある監督と聞いて妓楼のシーンなんか特に楽しみにしていました。どこまでも華やかで本当に綺麗だった。他の語彙がないのが歯痒い、本を読むべきだね。原作の楊貴妃や宴の美しさを表現するために言葉が尽くされる感じ見習うべきですね。

そう、宴は本っ当に、まさに夢のような宴が再現されていて昇天しそうでした。楊貴妃もほんとうに綺麗な人だ……あの役をできる俳優さんが存在するんだなぁ、すごいなぁ……
兵馬俑のシーン好きだから映画でも見たいなと思ってたけどなかった。熱湯風呂のシーンがあったらどうしようとビクビクしてたけどなかった。




阿倍仲麻呂が存在感を増していたり白楽天以外の人間もいろいろ手が加えられていたね、
高力士がなんかおもしろ可愛いおじさんになってた。晩年の高力士と黄鶴のやり取りとても好きだけど、そういうのは全く語られず若干中ボス臭を漂わせていた。

というか黄鶴たちのことは特に掘り下げられることなくなんかお呼ばれした術師って感じだった。
彼らのことを話に取り入れると本当に収拾つかなくなるもんね、でも白龍が話のキーになることは変わりないから、白龍の孤独に楊貴妃が寄り添う形にして繋がりを作ったんだね
白龍も丹龍も透明感のある美少年で、コミカライズ版の「おまえって女みてぇに綺麗な顔してんのな!」のシーンを思い出してしまった。
あの漫画の続きを読める日はもう来ないのか……?廃刊だか休刊だかになるときに「映画化プロジェクトと共に再開!」みたいなことを言ってた気がするけど忘れるべき?

それはさて置き、謎をすべて猫と白龍に託したから他の人物の説明はそんなにいらない感じになっていたよ
でも麗香姐さんは結局なんだったんだ?って思われそう……




あと何だろう、白楽天のあの長恨歌にかける想いというか李白の詩への想いというか、なんか…………わかる…………オタクにはわかる
「李白が貴族をのことを詠んだのはただ一度だけだ!」とか「どんなに素晴らしい宴だったか」とか興奮を露わに語るところ、親近感を覚えざるを得ない。やるよね、ああ〜〜
そして現実と理想と自分の作品の間での葛藤とか まあこの白楽天の長恨歌と私のダム創作では比べるのもおこがましいってレベルじゃないけども
最終的に自分の信じるままでいいんだ!ってなってたから私も、そうか!それでいいや!ってなりました、ありがとう(?)




とにかくよかったです、更に語彙をなくした
じんわりと切なさが尾を引いて、映画のあと友人とカラオケ行ってイナズマイレブンの主題歌を片っ端から入れながらやっぱイナズマイレブン大好きだわ……って打ちひしがれたりマジで感謝で喉を潰したりしている間にも「白龍…………」って気持ちが心の片隅にずっとありました。
そんなイナズマイレブンですがアレスの天秤の放送日が公表され、ああまた一週間に一回イナズマイレブンを見る生活を送ることができるのだなと喜びを噛み締めております。
我が青春……

感想

2017/10/2 この範囲を時系列順で読む

去年その存在を知り、ずっとなんかブツブツ言ってた明治東亰恋伽ですが、なんだかんだでプレイし始めて無事桃介さんルートをすべてクリアしました。

プレイ前は、岩崎のままストーリーが進んでいくことなど、乙女ゲームという枠に収めることによって排除されたり改変されたりすることは避けられないであろう桃介さんの人生の構成要素、アイデンティティなど、色々不安がって
そもそもなぜ乙女ゲームに桃介さんが……とか悩まなくていい悩みにめちゃくちゃ苦しみ、しなくていい葛藤に悶えてたんですが


結論から言うとめちゃくちゃ楽しかったです!!!


頭空っぽにしてワクワクしながら進めるようになるのに時間はかからなかったよ
ごめん!!今までやりもせずにいろいろ言って!!


追記からもう少し詳しく感想書こうと思います。ネタバレ満載です。

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特に好きな要素
・松永


まず、このゲームの桃介さんは株で儲けて自力で洋行できたので福沢家に婿入りする必要がありませんでした。でも一応婿入りの話は出てくる。 (追記:後述の松永の日記に、洋行費を諭吉先生に貸してもらっていたのでそのことでの恩はあるということが書いてありました。まあいいや何にせよ絶対婿入りしなきゃならないということはなかったようです)
あと貞奴もいないみたいです。乗馬中助けられたり置屋で働いたり、主人公の芽衣ちゃんがそのポジションに置き換えられているようです。川上音二郎ルートもそんな感じになってたりするのかな?
その川上音二郎は芽衣ちゃんの保護者っぽい感じです。
音二郎が音奴って名前で女装して芸者やってるので、もしかしてこのゲームでは音二郎が桃介さんの元カノなの…?とか思ってしまった。もちろんそんなことはなかった。

桃介さんですがやっていることは藤岡市助さんのようでした。白熱電球の研究したり。
時期的に仕方ないけど桃介さんと言ったらやっぱり水力発電じゃないとヤダーーッッとか言ってたのですが、後でちゃんとそのフラグも立ててくれてました。


全体的に、なんて巧みな話作りなの!!?って感じました。
明治時代の文化や出来事はもちろん、桃介さんにまつわるエピソードの大きいことも小さいことも自然にストーリーに挟み込んでくるので、なんかすごく心地いい……
福沢桃介さんの人生の中のエピソードを、時系列をバラバラにしながらも、違和感なく組み立て直しているという感じ。
ていうか自分が頭固すぎたなって今思います。こんなに柔軟なストーリー作り、見習いたい……!ルールに縛られる人間だから……ルールに縛られないようにする為にもルールが必要な人間だから……


忘れちゃいけないのが松永さんです。
冒頭で芽衣ちゃんに絡んでた(?)ガサツな運転手の名前は松永でした。いったい誰左エ門なんだ…!?
とか言いながら楽しんでたら後半あたりで普通にフルネームで出て来たんですけど。
この松永が…………イイ…………
桃介さんと松永さんの関係、大好きなんですけど。このゲームの二人も例外ではありませんでした。
呼び方が桃さん安さんだったらさらに良かった。でも二人の時は呼んでそうな雰囲気はある。
妙なことを口走りそうなのでこの話はここまでにします。


エンディングは3つです。たぶん。
芽衣ちゃんが明治時代に残るエンド、一人で現代に帰るエンド、桃介さんと二人で現代に帰るエンド(!)。 純粋なハッピーエンドは明治エンドかな……一人で帰るのは桃介さん不憫だし、現代にお持ち帰りは幸せそうだけど見てるこっちが「えええ!?」って感じだし……
お持ち帰りて……そんな……名古屋電燈は……大同電力は……木曽川はどうなるのですかーーー!!
ほんとその後の電力界どうなったんだろう。松永さんが色々頑張ったのかな。気になる。そういうゲームじゃないけど!
芽衣ちゃんが帰っちゃうエンドは、桃介さん可哀想で切なくて心が痛むのですが、みんなに慰められてるの可愛いね。でも帰らないで芽衣ちゃん、人の心まで簡単に盗まないで〜

明治エンドは、木曽川にダムつくるぞ!って話したり、「一緒に名古屋に来てくれませんか」ってプロポーズみたいなことしたり、素晴らしい展開でした。
物の怪絡みで、川ってものがある意味トラウマであり、憎しみから電気に執着してた桃介さんでしたが、それを払拭してからのご活躍、ますます素晴らしいものと思います!物の怪要素に触れずにここまで書いてきてしまった。物の怪が重要なゲームです。

そういえば、桃介さんの婿入りの話がこのゲームにも存在すると分かった時、これはストーリー上大きな壁となるイベントなのでは?と思っていたのですが、あっさり流されてましたね。
やっぱり、財力あるから、強いね。諭吉先生も、相場師に娘をやるのあんまり気乗りしなかっただろうしね。

そういえばこのゲーム、どんな選択肢選んでも好感度に影響しないというか、怒られないんですね。
乙女ゲーム要素のあるゲームを牧場物語しかやったことないので、最初かなりビクビクしながら選んでました。牧場物語は怖いですからね。資産を見せ付けると村八分されたりしますからね。


まだ回収できてないスチルがあるみたいなので気になるのですが、とりあえず一段落。いい話でした。ものすごく可愛い。このゲームのキャラクターとしての桃介さんもとても可愛いし、芽衣ちゃんもいい子で牛肉に目が無くて可愛い。
でも、プレイ前、芽衣ちゃんを明治時代に飛ばした謎の奇術師チャーリーが何者なのか気になってネタバレを見てしまったのですが、それからもう芽衣ちゃんと結ばれるべきはチャーリーしかいないとしか思えないので、そのうちチャーリールートもプレイしたいです。チャーリーは報われるべきだ……

 

ここまで書き終わってから気付いたんですが、おまけみたいなやつで松永の日記が読める!!!!
めっちゃ桃介さんのこと書いてる!!日記に!!桃介さんのことばかり書いてる!!
妙なことを口走りそうなのでここで終わりにします。

感想

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